13期生(2019年度入室)
 
   
青山   稜
 ◇ 有田   美優
  荻原  眞巨
  賀嶋  大貴
  新家  夏芽
  鈴木  健太
  舘野   哲治
  根本   克也
  能重   昇也
     原    圭介
 □ 宮本  樹
 □・・・会計
 ◇・・・生明祭担当

2021年
3月26日(金)

 2年ぶりに武道館での卒業式が挙行されました。当ゼミの卒業生も、
桜の花びらが舞う中、希望を胸に巣立っていきました。コロナが終息
したらまた会いましょう。お元気で!

当日、武道館に来られた卒業生たちと   2月13日、先行き不透明な中、生田キャンパスで記念撮影
 


 
          2020年度卒業論文集目次
 
   
農業後継者不足の現状と対策について 青山 稜
   
福岡市における食育の現状と課題    有田 美優
   
都市近郊地域における農業おこし              
―埼玉県宮代町およびその近郊市町村の事例をもとに―
賀嶋 大貴
   
水俣の食文化から学ぶ                     新家 夏芽
   

福島第一原子力発電所事故による影響
―風評被害を中心に―
鈴木 健太
   
農産物価格変動に対応する農業経営のあり方   舘野 哲治
   
公害教育の現代的意義  根本 克也
   
空き家問題の現状と解決方向     能重 昇也
   
 自治体の取り組みにみる生産緑地「2022年問題」への対応 原 圭介 
   
 フードバンクの現状と課題 宮本 樹 


2月3日(水) 
 卒論発表会をzoomで行いました。
 
 3年生、来年度入室予定の2年生も参加しました。     4年生からのプレゼントです。大事に使います。
     



2020年
6月26日(金)
 緊急事態宣言解除から1ケ月余り経ちましたが、講義もゼミも依然、オンラインで行っています。
今年は金曜日の午後に卒論ゼミを行っています。コロナ禍の中、就活もなかなか大変そうです。

 zoomを使った卒論ゼミの様子
 


2月3日(月) 
 60回目の誕生日であるこの日、卒論発表会と打ち上げ(炙里)でした。
ゼミのみんながお祝いをしてくれました。 (2月4日のFB近況に加筆) 
   

1月8日(水)
 年明け初のゼミのあと、食堂でゼミ内定者の歓迎会をしました。
プロゼミから6名、計12名、うち女子は5名です。
 




11月2日(土)~4日(月)
 学園祭シーズン到来。今年は初めて研究室メンバーだけで茂木町のベニアズマを焼いて売りました。慣れない
作業に戸惑いつつ、何とか売り切りました。茂木町の皆様、ありがとうございました。(11月5日FB近況の再掲)

1日目(11/2)、リピーターの方々も何人かいらっしゃい
ました。
 遠赤外線効果を狙いじっくりと焼きます。
 
   
 このような状態になるまで30〜40分。  2日目(11/3)、おかげさまでよく売れました。
   
   
 3日目(11/4)、4年生とオタクの会のメンバーの協力で
13:30頃、約200本を完売しました!
 オタクの会(正式名称は紫紺の会)メンバーの作品
   

10月7日(月)~9日(水)
 今年も飯舘村を訪ねました。初日(10/7)は、まず佐須の菅野宗夫さんのお宅にお邪魔し、原発事故直後から
現在まで、ご経験されたことと、ふくしま再生の会の活動、人間と自然との関係、科学の限界についてお話を
うかがいました。その後、道の駅で山田豊さんと待ち合わせ、牛舎のある松塚を訪ねました。豊さんは、お父様の
猛司さんとともに肉牛の繁殖と肥育に携わっています。お子さんがまだ小学生であることから、福島市のお宅から
通っています。国の復興支援予算により昨年、建てられた牛舎では、黒毛和牛がボックス(区画)の中で飼育され
ていました。豊さんのような若い農業者が少しずつ、村に戻ってきているとのことです。
 2日目(10/8)は、まず村役場の農政担当・杉岡さんを訪ね、営農再開支援の現状についてお話をうかがいま
した。「生き甲斐農業」、「なりわい農業」と区別はするものの、基本的に「やる気のある人には支援を惜しみません」
とのこと、杉岡さんご自身、「事故直後は正直、ここまで復興するとは思っていませんでした」というお話が印象的
でした。道の駅でお昼を食べた後、渡邊とみ子さんのお宅(前田・八和木)を訪ね、「かーちゃんの力」プロジェク
トから現在の活動まで、お話をうかがいました。新しいお宅では民泊も考えていらっしゃるとのこと、そこではまた
地元の食材やレシピを使ったお料理をいただけることでしょう。その後、高橋日出夫さんの花卉栽培ハウスを訪
ね、奥様からお話をうかがいました。アルストロメリアとトルコギキョウの収穫はそろそろ終わるとのことです。
 3日目(10/9)jは、小宮の「花仙人」こと、大久保金一さんを訪ねました。途中、人家も少なく、荒涼とした風景が
続きますが、大久保さんのお宅に近づくにつれ花々や木々が彩を見せます。敷地内の小高い丘にはかつて当
研究室も参加して植えた桜の木々が残っています。そして大久保さんが植えられた宿根性のコルチカモが目にも
鮮やかな花々を咲かせていました。
 
   
10/7 菅野宗夫さんからお話をうかがう。  宗夫さんのお宅の愛猫クーちゃん
 
   
 山田豊さん  新しい牛舎内で牛ものびのびしています。
   
   
 10/8 道の駅までい館で売られていた「いいたて雪っ娘」
。品種開発者の権利が保護されています。
 
 渡邊とみ子さんのお宅にて
   
   
 高橋日出夫さんの奥様、高橋民さん  トルコギキョウ
   
   
  10/9 大久保金一さんの花畑(コルチカモ)   2014年4月の桜植樹を記念した看板の前で
   



8月27日(火)~31日(土)
 今年の夏休みは4年生(12期生)2名も加わり熊本県水俣市を訪
ねました。初日は同市の山間にある愛林館、2日目以降は市街地に
ある一般財団法人水俣病センター相思社をはじめ地元の方々のお
世話になり、水俣病の歴史と現在を学びました。
 水俣病(熊本水俣病)は皆、聞いたことはあっても、社会科の授業の
一コマ、歴史の一頁としてのみ認識していました。現地を訪れ、患者の
方々やチッソ(現JNC)の広報担当の方からもお話をうかがうにつれ、
現在なお解決していない問題であることに気付かされました。そして、
チッソが加害者で患者が被害者という単純な図式では現実を理解で
きないことも痛感しました。
   「水俣病」の名称を変更すべきであるという意見もある一方、患者の
方々による「残すべきである」という署名運動もあります。
 3日目(8/29)の午後は茂道という漁村のミカン農家(佐藤さんご夫妻)
を訪ねました。佐藤さんご夫妻はデコポンなどのかんきつ類を有機栽培
で生産し、東京などの食料品店や消費者に直接、販売しています。その
一方で、水俣病による慢性的な症状を患っているため、国による認定を
求めて裁判闘争を続けていらっしゃいます。  (8月29日FB近況に加筆)
   
初日は久木野の愛林館のお世話になりました。
翌朝8/28の朝食は自炊でした。
 久木野にて。ヒノヒカリの収穫まであと1ヶ月だそうです。
 
   
 土場で杉、檜を積み込んでいるところ。搬送先は合板
工場とか。
 
 約30haもの棚田
   
   
 愛林館の正面口にて  8/29 水俣湾の埋立地に建つ道の駅。お昼のビュッフェ
が美味しかったです。
   
   
 茂道のミカン畑。最近、舗装されて、車も通れるように
なりました。熊本市からお越しの宮崎公一さんにもご同行
いただきました。
 

 天草を望む
   
   
 ミカン農家の佐藤さんご夫妻、相思社の小泉さん
(前列右)と
 
茂道の船着場
   



6月26日(水)
 ゼミの時間を使って、東京都西多摩郡瑞穂町にある清水牧場
ウェストランドファーム
を訪ねました。私自身、こちらの牧場には
初めてお邪魔しました。
 牧場までは電車とバスを乗り継ぎ、最寄りのバス停からは15分
ほど歩きました。横田基地に近く、時々、航空機の爆音が聞こえ
ます。国道44号線(岩蔵街道)沿いに牧場の看板とジェラートアイ
スのお店が見えてきました。この日は定休日でしたが、牧場の
後継者、清水久央さんの奥さん、文さんがジェラート店について
説明してくださいました。
 清水牧場は、もとは古くからの農家ですが、久央さんの祖父の
方が戦後、酪農を始め、その後、お父様の陸央さんの代で規模
拡大し、現在では都内では最大規模の125頭もの乳牛を飼育して
います。しかしながら、乳価の低迷、餌代の高騰により、生乳を
利用した六次産業化、ジェラート店の開業に踏み切りました。
2018年5月のことです。そしてジェラート店の仕事は文さん、
乳牛の飼養は久央さんと陸央さんが中心になって経営を続けて
いらっしゃいます。
 付近にはシクラメン、お茶、キウイ、ミカンなどを生産する農家が
点在し、文さんは「近所の農家と協力して瑞穂町のことを広く知って
もらいたい」と話していらっしゃいました。ジェラートアイスにも、
近くで穫れた茶葉や果物を使ったものがあるそうです。
 その後、久央さんに畜舎を案内していただきました。2005年に
東京都の事業を使って導入したオランダ製の搾乳ロボットには、
乳の張った乳牛が次々と入っていき、畜舎内の糞尿は機械で
取り除かれます。搾乳ロボット導入によって一日当たり平均4時
間が空いたので、その間は近所の学校で食育の活動をするなど、
別のことができるようになったとのことです。
 東京都には多摩丘陵を中心に酪農家がまだ60軒ほど残っています
が、清水牧場のように後継者が酪農に従事しているのは13軒ほど
とのことです。都市近郊ならではの難題もありますが、これからも
末永く酪農を続けていただきたいと願っています。
 
   
ジェラート店で清水文さんのお話をうかがう。
定休日でしたが、特別にソフトクリームを
いただきました。
 畜舎には見学者用の通路が設けられ、上から眺める
ことができます。
 
   
 搾乳ロボットでまさに搾乳中。  この前の週の5月17日に生まれたばかりの
ジャージー牛の「チョコラータ」。オスなので
間もなく売りに出されてしまうとか。
   

6月12日(水)
 ゼミの時間を使って練馬区大泉の白石農園(風のがっこう)を訪ねました。
経営主の白石好孝さんは、毎年、当学科の「食料環境政策総合講座」に
講師としてお越しいただいています。東京23区内に代々続く農家のお生ま
れで、野菜やブルーベリーの生産の傍ら、区民が利用する農業体験農
園を営んでいらっしゃいます。農園は125区画に分かれ、季節ごとの多種
多様な野菜が生育しています。ちょうど枝豆が美味しそうな実をつけて
いました。
 この日は午前11時頃から畑でお話をうかがい、あらかじめお渡しした
質問に沿ってお答えいただきました。体験農園の他に、年間1,000人ほどの
学童受入(食育)、在来種の保存、障がい者の社会復帰支援、隣接する
レストランLa毛利への食材提供など、幅広い活動に取り組んでいらっしゃい
ます。白石さんを初め練馬区の農家の方々が先駆的に始めた体験農園
ですが、近年ではそのノウハウを模倣した民間業者も数多く現われている
とか。時代の流れを感じます。
 お昼は、La毛利で新鮮な野菜を用いたランチをいただきました。女性
客が多く、賑わっていました
 
 関連サイト: 白石農園 練馬区-ホーム|Facebook


 白石好孝さんからお話をうかがう。  現在、家が建っている所もかつては農地でした。
   
   
  La毛利のランチメニュー、前菜です。  13期生全員集合!

 
 4月24日(水) ゼミ終了後、炙里で新歓飲み会をしました。
 

2019年4月10日(水)
  第1回のゼミを行いました。昨年に続き、さしあたり春学期は
『新版 キーワード』を使います。

使用テキスト 
春学期:「農業と経済」編集委員会 (監修)、小池 恒男・ 秋津 元輝・ 新山 陽子 (編集)
『新版 キーワードで読みとく現代農業と食料・環境』昭和堂、2017年