2期生(2008年度卒業)
 
飯島 圭子
井口 彰大
大島 慧子  
小池 良太
嶋田 耕士
城地 真吾
前野 興民
  水野 陽介
吉川 直樹

 ☆・・・ゼミ長
 ○・・・連絡担当
 

2010年11月27日(土)
 久々に2期生のページの更新です。2〜5期生の「拡大女子会」を新宿で
しました。美味しいお料理をいただきながら楽しいひとときを過ごしました。
ご覧のように世間一般の女子会とはやや趣が異なりますが、ま、こういう
のもありということで・・・。2010年の流行語にも選ばれた女子会ですが、
いったい誰が始めたのか、女子会の定義なるものはあるのか、ちょっと
知りたくなりました。(12月2日記)




3月26日(木)
 ここのところ寒さが戻ってきましたが,ソメイヨシノがちらほらと咲く中,卒業式と
学位記授与式が行われ,わが2期生も無事卒業しました。今年の卒論集
(全182頁)は明るめのクリーム色でまとめました。「2期生の色は何か?」と
考えたとき,思い浮かんだのが斬り込み隊長ことS君が調査実習先の雫石町・
軽トラ市で買ったポロシャツの色でした。ちなみに1期生の卒論集は薄紫色で
したが,これは印刷屋さんにこの色しか残っていなかったからです(悪しからず)。

 国産消費拡大のための食育のあり方―米食を中心に―  飯島 圭子
 農家男児よ、大志を抱け!!
―私の考える農家の嫁不足解消法―
井口 彰大
 精神障害者と農業について―練馬区を事例として―                             大島 慧子
 現代農協論 小池 良太
 社会の価値観と個人的見解の差異―県民性を手懸かりに― 嶋田 耕士
 南幌町の地域活性化  城地 真吾
 商店街の未来を考える―世田谷桜栄会商店会を事例として― 前野 興民
 郊外論についての考察―多摩ニュータウン住民の視点から― 水野 陽介
 若者ファッションの考現学的考察  吉川 直樹

 夕方は昨年同様新宿で飲み会です。3期生が主催し,1期生も参加しました。
スパークリングワインの差し入れあり,花束贈呈ありでなかなか華やかなムード
になりましたが,最後は名残惜しさもひとしおでした。2期生の皆さん,身体に気を
つけてそれぞれの持ち場で存分に力を発揮してください!Tschus !(3月27日記)
2期生の学位記授与式と追いコン

2月7日(土)
 雪祭りで賑わう札幌で,城地真吾君,涼子さんの結婚式,披露宴に出席しました。
すでに1歳2ヶ月近くになる春寿君を育てつつ,昨年秋からは真吾君のご両親が
経営する城地農産で就農しているお二人ですが,あらためて門出をお祝いしたとこ
ろです。当ゼミ,本所ゼミのメンバーほか農経の友達も大勢参加し,スピーチ,余興
と大活躍でした。南幌町,北海道にとどまらず,日本の農業の将来に希望がもてる
ひとときでもありました。(2月8日記)
 
2009年1月28日(水)
 卒論発表会を行いました。それぞれ力作だけに,話し出すと長くなり,16時半頃から
始めて終わったのが19時半過ぎでした。(2月8日記)

12月17日(水)
 早いもので卒論提出まであと1ヶ月となりました。今日はゼミの最終回です。テーマは
「現代若者ファッションの考現学的考察」,「障害者の自立支援と農業の役割」,
「ニュータウン再考」,「国産重視のための食育のあり方」,「商店街の現状と課題 
世田谷区の事例から」,「農家の嫁問題」などなど多岐にわたります。それぞれ
ユニークなものに仕上げてほしいものです。(12月21日記)

7月26日(土) 
 ついこの間まで「チャラ男」と「ギャル男」がどう違うのかわからなかったのですが,前者は
キャラ(性格,行動パターン),後者はファッションであることを知り,さらにいろいろ聞いて
いるうちに面白くなり,この手の情報に詳しい某君に「是非,卒論で取り組むように」
と強く勧めているところです。今和次郎の「考現学」の中に,1920年代の銀座で洋装と和
装がどのくらいの割合かを調べた調査(東京銀座街風俗調査)がありますが,これを現在
の若者(10代後半〜20代前半)に応用できないかと思いつきました。東京と他の都市,
とくに地方都市とではどう違うのか,男女ではどう違うのか,調査はまだ始まったばかり
ですが,結果が楽しみです。

4月30日(水)
 3,4年生合同で懇親会を行いました。4年生からは次々と内々定の知らせが
入ってきています。行き先決定後,卒業までの「終わりなき日常」をどう過ごす
か迷っている人(「卒論があるじゃないの!」と言いたいところですが・・・),まだ就活を
続けるつもりの人など様々です。面接では「好きな有名人について話してください」,
「貴方を色にたとえると何色ですか?」など,いくつか定番の質問があり,それらに対
する答え方のマニュアルの類もあるらしく,溢れる情報の中からいかに大事な情報を
選びとるかに苦労しているようにも見受けられます。(5月17日(土)記)

2008年1月9日(水)
 百合ヶ丘駅前で新ゼミ生歓迎会兼新年会を行いました。新ゼミ生(現2年生)の
13名は全員男子,うちプレゼミからは7名,出身地は鹿児島県から宮城県まで,入試
形態も一般の他に地域AO,公募,附属と,1期生,2期生に負けず劣らずバラエティ
に富んでいます。当夜は2年から4年まで20名ほど集まり,4年ではゼミ室の常連さん
でもあるOゼミH君,IゼミS君も飛び入り参加し,大いに盛り上がりました。はたして3期生
からはどのような「物語」が生まれるのか,いまから楽しみです。それにしても月日が経つ
のは速いものです。

11月28日(水)
 明日からのゼミ訪問に備え,ゼミ室の内外は満艦飾状態です。
 報告が遅れましたが,後期のメインテキストは前期で使った『むらの資源を研究する』の
姉妹編『むらの社会を研究する』です。全8章のうち今日まで6つの章を読みました。 

8月1日(水)〜 5日(日) 
 昨年に続き,今年も「市町村レベルでの地域振興計画と実際」についてゼミで調査を
行いました。すでにPhotographにアップしているように,今年は岩手県岩手郡滝沢村と
お隣の雫石町を訪ねました。盛岡市に隣接する滝沢村は人口5万3千人を抱え,「村」
では日本一です。とくに幹線道路沿いは混住化,郊外化が進んでいますが,少し奥に
入ると戦後開拓の草地が広がり,渓流もあります。行政の働きかけもあって,地区毎
に将来像,計画を描いているのも特徴的です。3日目に交流した岩手県立大学吉野
ゼミでは,その豊かな自然や景観を活かした「山里ツアー」について,地元の人たち
と一緒に企画をしています。
 一方,雫石町(人口2万人弱)は農業と観光が一体となった地域づくりを進めてい
ますが,農業の面ではこれまでのようなコメ中心,農協共販一辺倒ではない多様な方
向を,観光の面でもかつてのような大規模スキーリゾートからの脱却を目指しています。
バス廃止後,町が財政支援して走らせている「あねっこバス」について,また,酪農
や野菜作の新規就農者,集落営農代表にも聴き取りをしました。最終日に参加した
「軽トラ市」は,同町が中心市街地活性化のために3年前から行っているものです。
 軽トラに品物を載せて値段をつけて売るだけなので,気軽に参加できます。野菜,
果物,アイスクリームなどはもちろんのこと,古着,ペット用の犬まで売られていて,
雨天にもかかわらず賑わっていました。
 最後になりましたが,滝沢村,雫石町の皆様,岩手県立大学の吉野英岐先生,大変
お世話になりました。ありがとうございました。(9月6日(木)記)
→「盛岡タイムズ」(2007.8.5.)に掲載された滝沢村調査の様子

7月11日(水) 
 農村工学研究所の地域計画研究室長,福與徳文氏を招いて,住民参加型地域づくりの
手法の一つであるワークショップについて学びました。ワークショップというのは,
まちづくりやむらづくりに際して住民の人たちが自ら問題を発見し,解決手段を考え,
実行していくという一連の過程を円滑に進めるために生み出された手法です。地域社会
の合意形成を行う上でも,これまで役場や公共事業にお任せだったスタイルを改める上
でも注目されています。講義のあと,同研究所が実際に関わっている山間地の
廃校利用の事例に基づき,4つのグループに分かれ,それぞれ模造紙に描いてみま
した。スポーツ合宿専門の民宿,直売所,銭湯・・・と,現地を全く知らなくても,
いろいろなアイデアが出てくるものです。なかには「いい線行っている」(福與先生談)のも
ありました。(8月26日(日)記)

6月20日(水) 
「有機農業っていったい何?」,「授業やゼミで聴いてもよくわかんない」,「身体によさ
そう」,「無農薬とどう違うの?」等々,都会で普通に暮らす限りもっともな質問かも
しれません。そこで,ゼミの時間帯を使って藤沢市で産消提携の有機農業を営む相原
成行さんを訪ねることになりました。私自身,約5年半ぶりの訪問でした。以前より
田んぼの借り受け面積が増え(付近に耕作放棄が増えたせいで),その一部に小学生から
大学生まで体験希望者を受け入れています。また,オーガニック・カフェとも提携して
いるそうです。お話をうかがったあと畑と田んぼを一通り見せていただきました。「田ん
ぼが増えたせいで畑に手が回らないんですよ」と相原さん。「有機農業は単に農薬,化学
肥料を使用しないことではなく,生き方の問題である」という言葉が以前にも増して重
く響きました。
畑の中にビニールシートで作った苗代。慣行農法よりも疎らに播いている。     

4月11日(水)〜
 ゼミは昨年度同様,水曜の5限と6限に行っています。前期は,以下のテキストを輪読します。

メイン・テキスト:日本村落研究学会編 池上甲一責任編集『むらの資源を研究する―フィールドからの発想―』
 農山漁村文化協会,2007年
 
サブ・テキスト(グループ毎):
@三浦展編著『下流同盟 格差社会とファスト風土』朝日新書,2006年
A中沢孝夫『変わる商店街』岩波新書,2001年
B徳野貞雄『農村(ムラ)の幸せ,都会(マチ)の幸せ 家族・食・暮らし』NHK出版,2007年
C保母武彦『夕張破綻と再生 財政危機から地域を再建するために』自治体研究社,2007年
D山本雅之『農ある暮らしで地域再生 アグリ・ルネッサンス』学芸出版社,2005年

その他,追加予定。

生明祭(11月24〜25日)うわのりんご園のりんごを使って
ミックスジュースを売りました。好天も手伝って完売御礼でした!
農村調査実習(8月1〜5日) 今年は岩手県岩手郡滝沢村,雫石町を訪ねました。
(last updated Sept. 6, 2007)