研究室の紹介
*農学部研究室案内(2025年度)をもとに加筆(2024.11.17.)
(1)
研究室の概要:
当研究室では、温暖化が進む地球環境、限られた資源という制約条件の下で、私たちが
どのように生きていくか、資源を有効に使っていくための社会や経済の仕組みを研究して
います。
具体的には、景観、生物多様性、保養など、いわゆる農業・農村の多面的機能、
グリーン・ツーリズム、有機農業、「農的暮らし」などの実践を、それぞれ現地調査に
基づき理解し、考察します。
(2)現在、研究室で取り組んでいる主なテーマとキーワード(学部・大学院):
農村女性起業による地域活性化(2006年度〜):農村女性、農業女子
有機農業の地域的展開(2010年度〜):有機農業、半農半X
都市農業と緑地保全(2012年度〜):生産緑地、六次産業化
福島原発事故後の営農再開(2014年度〜):災害復興、風評被害
(3)リサーチゼミ
春学期テキスト
:
「農業と経済」編集委員会 (監修)、小池 恒男・ 秋津 元輝・ 新山 陽子 (編集)
『新版 キーワードで読みとく現代農業と食料・環境』昭和堂、2017年
秋学期テキスト
:
2021年度
小口広太『日本の食と農の未来 「持続可能な食卓」を考える』光文社新書、2021年
2022年度
「農業と経済」編集委員会(編集)、『季刊 農業と経済 食と農の世界をたてなおす』2021年夏号
2023年度
EU Rural Review 32: Long-Term Vision for Rural Areas (29/09/2021)
(4)卒論ゼミ・フィールドワーク実習
フィールドワーク実習
:
2008年から栃木県芳賀郡茂木町、そして東日本大震災の翌年2012年からは原発被災地である福島県相馬郡飯舘村にもほぼ毎年、訪れています。
両地域とも自治体、農家、住民、NPOの方々から聴き取りを行っています。
栃木は3泊4日、福島は2泊3日と、いずれも短期間ですが、講義で学ぶ耕作放棄地、六次産業化、福島での農地除染、帰還後の営農再開などの現場を訪ね、自分の目で見て肌で感じることによって、知識を自分のものにすることができます。
2021年度、2022年度、2023年度は、2年次のファームステイ先でもある山梨県笛吹市の果樹農家で桃やブドウの作業をお手伝いしました。また、2024年度の茂木町の実習では有機資源リサイクル等、町の事業のインターンシップ、移住者へのヒアリング、有機農業者グループとの意見交換を行いました。
卒業論文
:
3年次のリサーチゼミ、フィールドワーク実習を踏まえて、4年次のなるべく早い時期に各自、テーマを設定する。それぞれのテーマに沿って、資料収集、現地調査、ゼミでの発表、討論を経て、一つの論文としてまとめることを目指す。
(5)入室にあたっての注意等
履修が望ましい科目
:環境社会学
入室にあたり求めるもの
:好奇心旺盛で行動力があること
活動頻度
:週1回(水曜3、4限)、日帰りの現地調査(上記)を含む
研究室の雰囲気
:フィールドワーク実習では、座学ではなかなか得られない貴重な体験が得られます。また、岩手県立大学(2期生)、学習院女子大学(3期生〜15期生)、青山学院大学(17期生)など、他大学との合同ゼミも行っています。
2021年7月8日
明治大学ホームページのMEIJI NOW で、当研究室の活動が紹介されました!
【農学部】市田知子研究室「限られた資源を有効に使うための社会や経済の仕組みを研究する」
2010年2月
明治大学農学部研究報告、第59巻3号(平成22年2月)に
「研究室紹介」
が掲載されました!
1期生
(2007年度卒業)
5期生
(2011年度卒業)
9期生
(2015年度卒業)
13期生
(2020年度卒業)
2期生
(2008年度卒業)
6期生
(2012年度卒業)
10期生
(2016年度卒業)
14期生
(2021年度卒業)
3期生
(2009年度卒業)
7期生
(2013年度卒業)
11期生
(2017年度卒業)
15期生
(2022年度卒業)
4期生
(2010年度卒業)
8期生
(2014年度卒業)
12期生
(2019年度卒業)
16期生
(2023年度卒業)
17期生
(4年生:B4)
18期生
(3年生:B3)
博士課程(前期・後期)
修了生のページ